五月の終わり
寒くなったり、暑くなったり、忙しい。なんか一か月の間に四季がある様な・・・
湊かなえさんの告白を読む。映画のフライヤーが妙にキャッチーですよね。なんか、凄い宣伝されてるし。
よって買う。文庫版が出ているのも知らず新書版を買う・・・
感想。面白かった。一日で読めました。大体のあらすじ(っていっても犯人はクラスの中の生徒という所)は知ってたので、どういう展開をみせるのかっていう気持ちだったんですが。
なんか、陰鬱な中学生らしさが出てましたね。中学生っていう少年期と思春期の間みたいな痛さが。こういう感じあるよな、みたいな。
ちょっと、ネタばれ。
特に少年Bみたいな人って結構いますよね。人の目を気にして、それでいて一人じゃ何も出来ない便乗型の人。
正直に言うと、自分も結構こういう人が苦手っていうか嫌いなんです。なんでかって言うと、自分も昔こんな感じだったので・・・今も?
彼のプライドの高さ、心の弱さというか繊細さが悲劇を大きくするというか。先生も含め、精神的にいっちゃった人が多く登場するこの小説で唯一、現代的なキャラだった気がします。少年B。
そういえば、この小説って、マンガみたいなキャラが多いですね。そこが良くも悪くも気になりました。
世間一般から見たステレオタイプ。人を見下す優等生。少年Bのような子。いじめに乗っかるクラスメイト。周りが見ていない勘違い熱血教師(本当はちょっと違う)。
森口先生は・・・分かりません。ただ自分的に最後の展開はアリです。さすがにえーって笑いましたが。
特にネタばれはしてないですね。支離滅裂な文章は得意です。