ホースをくわえてガスを吸い込む

日々の備忘録。音楽とか本とか映画とか愚痴とか。

#平成最後の夏

#平成最後の夏

 

1年半振りの更新。この短くもない期間で色々と環境も変わった。もっというと変わり過ぎてどこから書いていいか分からないのだ。誰が見ている訳でもないブログなので好きに書けばいいのだが後から(次は何年後?)見返した時に何が何だかだと困るかもしれない。精神を病んでいたのかと思うのかもしれない。ひとまず目についたお題で書きたいことを書く。

 

私が生まれたのは平成元年の夏だ。平成元年が過ごす平成最後の夏は20代最後の夏でもあり元号という国民的なイベント?という事を除いても特別と感じるのかもしれない。しれない。というと他人事のように思えるが、正直そんな感じだ。私は今年に転職した。幼少期や何年かの社会人時代を過ごした地元を離れ某関東県で働いた。仕事は前よりも忙しい。給料は増えたが物欲は減った気がする。長く付き合いのある友達は擦り切れていき何となくこの先20年30年と偶に会うんだろうなという人も分かってきた。恋人も出来た。充実しているようと思う人は思うかもしれない。実際に人生に悩むことは減ってきたがする。でも何だか先が見えたような気もする。

 

子供の頃、夏は母方の祖父母の家で過ごした。夏休みに大体2週間程度過ごし従妹と夜通しゲームをしたり花火をしたり祖父母の軽トラックの荷台に乗って田舎道を走ったりした。今思うと親もよく乗せたなと思うけど。蝉がなく見渡す限り田んぼが広がる道を近くのコンビニまで徒歩30分という近くもないし遠くもない距離を深夜こっそり布団から抜け出して歩いたり。妹がいなくなったと大騒ぎになったら祖父が畑仕事に連れて行っただけだったり。そういえば携帯も普及していない時代だから何かと情報は少なかった。それは楽しかったしとても長い夏だった。

 

今は2週間はあっという間で1年間もあっという間でこの平成最後の夏もあっという間に過ぎてしまった。夏に出来た恋人と映画に観に行った。水族館に行った。展望台で夜景を観に行った。思い出は少ないけど出来たのかもしれない。

 

何を言いたいかというと平成最後の夏といっても私は何も意識はしていなかった。無関心なのかもしれない。もしかしたらかこつけて遊びまわった方が後々良かったと思うのかもしれない。でも子供の頃の思い出が美化されるように私の平成最後の夏も遠い遠い未来から振り返った時、私が思ったよりもほんの少しだけ素敵に思えるのかなと少し考えたりした。