シロップと私
Syrup16gを初めて聴いてから10年が経ちました。早いもので。
当時(2004年)はシロップの致死が終わったあたりで、活動休止を表明していたこともあり、ファンになるのが遅すぎたのだと若干絶望したものですが、解散後から再結成までに好きになった人からみればいくばくかはマシですね。今となれば。
ちなみに初めてライブに行ったのはEND ROLLという武道館前のツアーのNHKホールでした。先行で外れて絶望でしたが、なぜかチケットは全部掃けたわけでなく、普通にe+で買えました。(今じゃ考えられない・・・)
あの時の事は鮮明に覚えています。ダブルアンコールだかの始めに、五十嵐さんがMCをしだします。当時、シロップが解散するのではという噂は元々あって、長年CDをリリースするわけでもなく単発でライブをするという謎状況から急に解散しますみたいな空気もありました。
五十嵐さんはメンバーに感謝を述べた後、「3月に大好きな日本武道館でライブ」と告げます。
勘の良い観客は気づいていたかもしれませんが、私は阿保なので単純に「おーー」と思いました。
拍手が止み終らない内に、五十嵐さんはさらに続けます。「これでシロップは一旦・・一旦終了で・・」
当然、観客はポカン。解散?活動休止?
まあ、拍手も急にまばらに止みます。
その静寂を埋めるように五十嵐さんが翌日のイントロを弾きだしました。
鮮明と言いましたが、曲が終わり、五十嵐さんが無言だったか、ありがとうと言って、ステージ袖に降りたかは覚えていません。
よく解散の武道館ライブが葬式と揶揄されますが、私にはあの時のNHKホールのダブルアンコールからライブ終わりの空気感こそが今でも「葬式」と感じて止みません。
復活して本当に良かった・・・
そして、あの時聴いた「来週のヒーロー」とても良かった。
5/8 五十嵐隆 NHKホール
五十嵐隆のライブを見に行った。
場所は解散発表を聞いたNHKホール。どんなライブになるのか全く想像つかなかった。弾き語りなのかバンドなのか、バンドなら誰がメンバーなのか。
3階前列だったので、ややステージが遠い。ただ前回見た時は、3階最後だったのでましに感じる。
開演の7時を過ぎたが、まだSEがやまない。観客のそわそわした空気を感じる。隣の人ともまだですかね、と会話をする。
SEが止む。おお、と歓声があがる。照明が付くが、ステージにはまだ幕がかかっている。ただ、この時点で観客のほとんどが「まさか」を考えたと思う。
Rebornのイントロが聞こえた。悲鳴と歓声と拍手がNHKホールを包む。解散した武道館の最後にした曲から始まった。泣きそうになった。泣いていた人も少なくないと思う。
2曲目。SonicDisorderのベースが大きく響く。徐々に盛り上がっていくイントロがピークになった時、幕がやっと開いた。中畑大樹とキタダマキが演奏する姿があった。
ここからは箇条書きメモ。
・新曲は5曲ほど演奏した。知ってる人は知っている「犬が吠える」時代の曲もあった。「赤いカラス」少しサビを変えていたと思う。他にあったかは分からないっす。
・五十嵐曲順を間違える。ギターを激しく弾いたと思ったら急に辞めた。「申し訳ない」と一言。解散ライブの負け犬を思い出した。張りつめかえていた空気が緩んだ。
・リズム隊が掃けてアコギタイム。初MC「昨日は寒かったですね」観客の全てがえっと思ったと思う。また、唇をぶるるを震わせのが、マイクに拾われ笑いが起きる。
・観客からの「おかえり」という声が聞こえず、「えっ」と聞き返す。その後、「あっおかえりって言ったのか」とポツリ。
・個人的に演奏は上手くなっていた。声もよく出ていた。曲のアレンジはライブ使用だったものが、ちょっとCDに沿った演奏になっていた気がした。とても丁寧に演奏したと思う。
・ダブルアンコール。五十嵐1人で登場。翌日の初期バージョンを歌詞を変えてエレキ弾き語りで演奏した。MC「10年、いや20年前にこの曲をつくって、中畑くんちにチャリ漕いで聴かせにいって」
・翌日初期verの間に他のメンバーも待機。終わると同時に「翌日」を続けて演奏。
・今回のライブはとても穏やかだったと思う。良い形で力が抜け、これからを感じさせた。新曲の歌詞は「くりかえす」など未来を歌った唄が多い気がした。アルバムを期待せずにはいられない。
・どんな形・どんあペースでも良いから、音楽活動を続けて欲しいと改めて感じた。
以上簡単なまとめ。
蛇足。
3階席C列あたりで今回見てました。隣の席の宮城から来たという人と軽く会話をした。水曜がたまたま休みで上京したらしい。
帰り際、連絡先を聞こうか迷った末、そのまま帰宅。ちょっと後悔。
またライブ会場で偶然でも会えればなと、考える。
久々の更新。
気が付けば、1年半も更新をしていなかった。
自分の趣味的な物と考え方などを、共有出来たらなと思い始めた日記。
正直、めんどくさくなり放置。
この一年半で色々変わった。最早、ブログは過去の遺物となり、ツイッターやLINE、フェイスブックが誰かと繋がる手段として主流になった。
しかし、私はやはりブログが好きなのです。
私にはどうも上記のSNSは人との距離が近すぎると思ってしまうのです。
話が変わり、ふと下の日記を読むと「内定下さい」と書いてある。
その後、紆余曲折あり内定を貰った。SEになった。
そして、今社会としてのちょっとの区切りとなり年を越す。
年は23歳となった。鏡をみると、そろそろ大学生には見えなくなるのかなぁと。若くもなく、おっさんでもない自分の顔の客観性を確かめる。
音楽はいまだ好きだ。最近は星野源をよく聴いている。フィルムという曲が特にお気に入りだ。
つらい事はたまにある。
つらいなぁと思っている内にそれは過ぎ去り、嫌な記憶となり頭の隅の隅に蓄積する。
2012年は女の子に振られた。のかな。
それも嫌な記憶の一つだ。たまに思いだす。後悔の無い様に行動した結果だ。
多分、行動しなかったらもっと辛い記憶となり私の記憶のど真ん中にこれでもかと居座るだろう。
だから、これで良かったのだろう。と思う事にしている。
2012年は明日終わってしまう。
2013年は良い年にしたい。
毎年そう持っている。今年も例によってそう思うことにする。
なし
3時に寝て10時に起きた。朝抜けに濃いめのカルピスを飲んだ。特にお腹が空いていなかったので、小さい菓子パンを一個食べて終りにした。
11時頃、図書館に行く。面接で聞かれるであろう質問に対する答えをノートに書き殴る。ノートの中の自分はハキハキと質問に答えている。
帰りに本屋に寄った。この前も読んだ同じ音楽雑誌を立ち読みする。本屋を1階から2階、2階から1階へとウロウロする。もちろん不審じゃない範囲でだ。そもそも本屋にいる人達の大半が挙動不審に見える。気がする。
帰りはGRAPEVINEを聴きながら帰った。寒かったけど我慢した。
帰ったらカップラーメンを食べた。いつもの味だった。
自堕落な毎日ですが、不思議と大丈夫のような気がした。内定をください。
特になし
いつの間にか春に
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ああああああああああああああああああああああ